SEの部屋

Reactについて

Reactとは

Reactは、2013年にFacebookによって公開されたJavaScriptライブラリです。主にWebアプリケーションのユーザーインターフェースを構築するためのもので、現在のフロントエンド開発における主要なフレームワークの一つとなっています。

・公式サイト:https://ja.legacy.reactjs.org/
・開発元:Meta(旧Facebook)
・公式ドキュメント:https://ja.legacy.reactjs.org/docs/getting-started.html

Reactの主な特徴

1. コンポーネントベース

Reactのコンポーネントベースの開発は、UIを再利用可能な部品(コンポーネント)に分割する考え方を採用しています。このアプローチにはいくつかの大きな利点があります。

再利用性

一度作成したコンポーネントは、アプリケーション内の異なる箇所で再利用できます。これにより、コードの重複が減少し、開発の効率が向上します。

保守性

コンポーネントは独立しているため、一つのコンポーネントの変更が他の部分に影響を与えるリスクを低減できます。各コンポーネントには明確な役割があり、それぞれが独立してテストや更新ができます。

可読性

UIをコンポーネントに分割することで、コードの構造が明確になり、他の開発者がコードを読みやすくなります。コンポーネントの名前や役割を明確にすることで、アプリケーションの全体像を理解しやすくなります。

柔軟性

複数の小さなコンポーネントを組み合わせることで、様々なUIのバリエーションを容易に作成できます。新しい機能や変更を追加する際も、既存のコンポーネントを再利用しながら柔軟に対応することができます。
例えば、ボタンコンポーネントを作成した場合、そのボタンのデザインや動作を一度定義すれば、アプリケーション内のどこでも同じボタンを再利用することができます。また、フォームやモーダルなどの複雑なコンポーネントでも、内部に複数の小さなコンポーネント(例:テキストフィールド、チェックボックス)を組み合わせることで、一つの機能として整理・管理することが可能です。
このように、Reactのコンポーネントベースの開発は、再利用性、保守性、可読性、柔軟性の観点から非常に効果的なアプローチと言えます。

重要
Reactのコンポーネントは、ウェブページの小さな部品です。ボタンやテキストボックスのようなものを想像してください。これらの部品を組み合わせて、ウェブページ全体を構築します。各部品は独立して動き、必要な情報を受け取ります。これにより、部品を再利用しやすく、開発が効率的になります。

2. 仮想DOM (Virtual DOM)

仮想DOM(Virtual DOM)は、Reactの中核的な特徴の一つです。この概念を理解するためには、まず通常のDOM操作の問題点を把握する必要があります。

DOM操作のコスト

Webページの構造を表すDOMは、操作するのがコストがかかるものです。要素の追加、削除、更新など、DOMの変更は、再描画や再計算を伴うことが多く、それがパフォーマンスのボトルネックとなることがあります。

非効率な更新

あるデータの変更が起こったとき、その変更を反映するためのDOMの操作が最適でない場合があります。複数回の更新が不要な再描画を引き起こすこともある。

Reactの仮想DOMは、これらの問題に対する解決策として導入されました。以下にその仕組みを詳しく説明します。

メモリ上の表現

仮想DOMは実際のDOMの軽量なコピーとしてメモリ上に存在します。実際のDOMノードの代わりに、JavaScriptのオブジェクトとして表現されるため、操作が高速です。

差分計算 (Reconciliation)

状態やデータの変更があったとき、新しい仮想DOMツリーが生成されます。その後、新旧の仮想DOMツリーを比較して差分(変更点)を計算します。

最適な更新

差分計算の結果を基に、実際のDOMに対して最小限の変更を適用します。例えば、あるリストの中の一つのアイテムだけが変わっていれば、そのアイテムのみを更新します。
この差分計算と最適な更新のプロセスを「Reconciliation」と呼びます。Reconciliationのアルゴリズムにより、Reactは効率的にUIの更新を行い、高速なパフォーマンスを実現しています。
結論として、仮想DOMはReactの高速な性能を支える重要な仕組みであり、DOM操作のコストを削減するための効果的な手段となっています。

3. JSX (JavaScript XML)

JSX(JavaScript XML)は、Reactを使った開発でよく利用されるJavaScriptのシンタックス拡張です。以下は、JSXの主な特徴とその利点を詳しく説明しています。

HTMLライクな構文

JSXを使用すると、JavaScriptの中でHTMLタグのような構文を使ってUIコンポーネントを表現することができます。これにより、開発者はUIの見た目を直感的に理解しやすくなります。

const element = <h1>Hello, world!</h1>;
重要
ReactのJSXでは、HTMLタグやテキストを直接<h1>Hello World</h1>のように書きます。
"nnn"'nnn'のようなクォーテーションで囲む必要はありません。

JSXはJavaScriptの中でHTMLのような構文を使用することができ、コンポーネントの見た目とロジックを一緒に記述することができます。

コンポーネントの組み込み

JSXを使うと、既存のコンポーネントを簡単に組み込むことができます。これにより、コンポーネントの再利用や組み合わせが容易になります。

const welcomeMessage = <Welcome name="Jane" />;
変数の埋め込み:

JSX内で{}を使用すると、JavaScriptの変数や式を直接埋め込むことができます。これにより、動的なデータをコンポーネントに簡単に統合することができます。

const name = 'John'; const element = <h1>Hello, {name}</h1>;
セキュリティ

JSXを使用してコンテンツを描画する際、デフォルトでインジェクション攻撃を防ぐためのエスケープが行われます。これにより、セキュリティリスクが低減されます。

ツールのサポート

多くのエディタやIDEはJSXのシンタックスハイライトや自動補完をサポートしており、開発プロセスを効率的にします。
注意点として、JSX自体はブラウザで直接実行できるJavaScriptではありません。Reactと一緒に利用されることが多いツールチェーン(例: Babel)を使用して、JSXを標準的なJavaScriptに変換する必要があります。

JSXはReactのエコシステムの中で非常に一般的になっており、UIの開発をより直感的で効果的にするための強力なツールとして広く採用されています。

TypeScript

    Next.js

      React

        C++ ライブラリ